データ分析&画像処理のインターンシップ

こんにちは。フランスのグランゼコールに通うChiche Benjaminです。 教育プログラムの一環として、当校では夏休み中にインターンを行うことが強く推進されています。 そこで、元々IoTという分野(特にデータサイエンス的側面)に強い関心を持ち私は、 この度Alldonetでインターンをさせて頂くことになりました。

堺市 - 2017年7月。

課題

今回、データ解析に関する二つの課題が与えられました。

インターンシップの成果物の引き渡しがスムーズに行くように、課題が2つありました。 まずは、チームと同じプログラミング言語のpython 2.7を利用するということです。 加えて、アルドネットのIoTアプリケーションプラットフォームのAMONとかんたんに結合できるようにするため、 インターンシップで開発するプログラムをライブラリの形に提出することが必要でした。 最後に、正常動作とエラー管理の評価ができるようにするため、自動テストスクリプトも提出することが必要でした。

インターンシップで学んだ事

テクニカルな側面

まず、技術的な話をすると、今回非常に多くのことを学べました。 やはり実在するデータを使って実際に自分一人で開発することで非常に多くのことを吸収できます。

特に、プログラム開発の際のテスト作成の重要さを再認識しました。 テスト作成は、プログラムのパフォーマンスだけではなくスケーラビリティ及び進化性の保証に大きく貢献します。

また、実際にHTTPを使って仮想マシンサーバーに接続するという作業は、今までやったことがなかったので、 その部分でも多くを学べました。特に、プロトコルの仕組みとデータのバッファリングの重要さを学びました。

もちろん、今まで理論的にしか勉強したことがなかったデータクラスタリングアルゴリズム(kmeans、DBSCAN)を 実際に使えたことは非常に勉強になりました。

非テクニカルな側面

今回、非テクニカルな側面でも非常に多くのことを学べたのは特筆すべきでしょう。 毎日行われるグループミーティングにより、会社の方向性は日々修正されていました。 Trelloというタスク管理ツールを用いてグループ作業及び違うグループの間のコミュニケーション (顧客サポート、電子工学、クラウドサービス...)がスムーズに行われていました。

また、実際に会社を訪れるお客様の意見が聞けるということで、 実際のマーケット上のニーズなどが明確になりました。 そして、いつかは終了してしまうインターンの功績をどのように会社に残すか学ぶことができました。 明確なドキュメンテーション、レポートはこの面で非常に重要でした。

今回のインターンシップでよかったこと

中小企業でのインターンでは、与えられたタスクを責任を持って行うことが重要になるということがわかりました。 特に、私に与えられたタスクは私しか担当していなかったため同僚からのカバーがありません。 責任感を持つことにより真剣にタスクに向き合え、そのためスムーズにノウハウを吸収できました。

同時に、自由を与えられたため、自分の発想に従うことができ、それが自信に繋がりました。 特に、画像処理の際、自らの発想による色彩変換の発想アイデアを使うことができ大いに自信になりました。

また、上司との距離が近いため意思疎通がスムーズに行え、随時インターンの方向性を修正することができました。 この点は、もちろん技術的な問題点解決やディスカッションの際ポジティブに働きました。 そして、社員同士の距離が近いため、仕事の効率性をあげる会などが複数回行われ、いい方向に働きました。 特に、歓迎会・送別会をして頂き嬉しかったです。

今回のインターンシップの貢献

今回のインターンシップを通じて、少なからずAlldonetに貢献することができたのではないかと思っています。 まず、新たなデータ解析アルゴリズムを提供し、開発されたプログラムを導入できました。 次に、新たなデータ解析に便利なツールを紹介することができました(Jupyter Notebook、Anaconda、Spyderなど)。