既存制御器のIoT化

通信プロトコルを変換しないでスマホなどの表示端末と繋げられます

IoT化のための既存機器の仕様変更が不要。 工場で使われている既存のシリアル通信プロトコルに応じてカスタマイズしたソフトウェアをラズパイに適用します。 制御器自体を触る必要がないため、IoT化することで制御機自体が故障したりする心配もなく、既存の世界と新しい世界を繋ぎます。

工場内Wi-Fiで情報の外部への行き来をシャットアウト

IoTと聞くと情報の外部への漏洩が気になるところですが、工場内のWi-Fiで使用可能なため、外に情報が漏れる心配がありません。 ラズパイに小型ウェブサーバーを搭載しているため、工場の大切なデータの移動が工場内で完結する仕様(外部サーバーを経由しない仕様) とすることができます。 一方、工場内のWi-Fiスポット内ではスマホのブラウザで制御器の状態確認や詳細データの表示から、 設定操作まで遠隔で可能な操作はなんでもできてしまいます。 Wi-Fiを設定していない工場では、ラズパイそのものがWi-Fiスポットを提供する仕様とすることも可能です。

データ抽出や共有の方法も状況に応じて

データを外部で必要とする場合やログデータの検討調査も簡単におこなえます。 データ確認には、スマホ(現状データ)・SDカード(過去短期データ)・NAS(膨大な過去データ)などで。 ラズパイの設定はスマホで簡単に変更可能なので、格納したいデータの設定もできます。 ラズパイが複数となっても、そのデータを一か所にまとめるのはもちろんのこと、 社内の他システムのデータと同じところ(NAS)に格納するのも可能です。 もちろん、SIMを使ってクラウドに繋いでデータを直接やり取りすることも可能です。

アラーム機能もしっかり活用

異常を検知した際、携帯で通知を受け取り、遠隔で操作可能な案件は携帯で問題解決が可能。 工場のWi-Fiスポット外にいるときは、アラームと簡単なエラー内容だけ携帯などにメールで届きます。 解決後の原因の分析も、SDカードやNASに溜まったデータを利用し、普段使い慣れた分析ツールでの分析調査ができます。